沖縄の革！名護市でレザークラフト日記

今回クルビンケリーが作った、名護からペルーへ
海を渡り帰ってきた腕時計のご紹介。

「文字版が気に入っていて、ベルトが切れたから何とかならんね？」
と、時計部分だけ持ち込まれました。
聞くと、お客さまは、数週間後にペルーへ行くとのこと。
僕はペルーへ行った事はありませんが、
多くのウチナンチューが移民で渡った地であることくらいは、知っています。
その人達の思いをイメージしたとき、
時計のベルトは“赤”！

そしてお客さまの｢赤がイイかな。できるね～？」とのご提案で、
あっさり決定！

で、出来上がり。



バングルウォッチ。
革は耐久性のあるサドルレザーを使い、鉄製の芯をサンドイッチ。
これをオイルダイのレッドで染めました。
油性染料は深みがある色が出るのでおすすめです。
縫い糸は、麻糸の白。
コバはアクリルで色をつけ、
耐久性を考えオーリーでコートしました。



赤ではない感じがしますが、実物は赤です。
止め金具はコンチョを使いたかったのですが、
今回はお客さまの意向で、アンティークのカシメを打ちました。

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お客さまを守ってくれますように、と念じて完成です。
装飾品ですが実用性もあり、かつお守りにもなってくれるバングルです！
安全・楽しい旅になるといいですね♪